アグリビジネス創出フェア2004
2004.10.15ステージA
A-21
11:45〜12:00
ガンマ線照射によりバラ「サマンサ」から誘発された花形および花色変異5品種

所属 (独)農業生物資源研究所
放射線育種場 放射線利用研究チーム
発表者 山口 博康
【キーワード】
バラ/突然変異品種/花形変異/花色変異

【内容】

バラは主要な花きのひとつであり全国で切り花生産されているが、夏期における生産では切り花長が短くなり品質が劣るなどの問題がある。花色が濃赤色のバラ品種「サマンサ」は、夏季の切り花生産においても切り花長が短くならず、十分な長さの切り花が生産できる特性を持っている。そこで、ガンマ線の生体緩照射により突然変異を誘発し、サマンサの夏切りに向く特性はそのままで、花色と花形が変異した2系統、花色と樹高が変異した1系統、および花色のみが変異した2系統の合計5系統を選抜し、明るい花色や新規性のある花形の突然変異品種シリーズを育成した。IRB90-1は花色が鮮赤で樹高はやや低い。IRB90-4Lは花色が鮮やかな桃色で、花芯が2〜3芯に分かれて独特の花形になる。IRB90-7は花色が鮮紫ピンクであり、IRB90-8は花色が鮮ピンクである。IRB90-9は花色が鮮赤、花弁は丸弁で、花形は抱え咲きでボタンに似ている。
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研究開発の段階
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