|
12:45〜13:00 |
組換えカイコの作出と利用
所属 | : |
(独)農業生物資源研究所 昆虫生産工学研究グループ 遺伝子工学研究チーム |
発表者 | : |
田村 俊樹 |
|
【キーワード】
トランスジェニック/組換え体/カイコ/タンパク質
【内容】 遺伝子組換え生物を使って有用物質を生産する方法は、大腸菌や酵母、植物、哺乳動物などで広く用いられている。近年、トランスポゾンを利用して組換えカイコを作出する技術が確立され、カイコによる有用物質の生産が可能になった。有用物質の一つは医薬品であり、多くの場合、ヒト等の遺伝子から作られる組換えタンパク質である。医薬品以外にも、新しい繊維の作出は重要である。生物のつくる絹はカイコだけではなクモなど多くの無脊椎動物で、いろいろな種類のものが作られている。これらの生物のフィブロイン遺伝子を導入したカイコを作り、既存の絹とは全く異なる特性を持つ繊維を大量に生産できる可能性があると考えられる。しかしながら、これらの研究はまだ始まったばかりであり、今後の研究の発展はこの分野にどの程度研究勢力を投入できるかにかかっている。ここでは、トランスポゾンを利用した組換えカイコの作出法と利用法について最近の状況を紹介する。
|
■ |
特許等知的財産関連の状況 |
☞ |
|
■ |
研究開発の段階 |
☞ |
開発研究 |
■ |
その他アピール点 |
☞ |
組換えカイコの安全性 |
|
|