アグリビジネス創出フェア2004
2004.10.15ステージA
A-33
15:30〜15:45
乳酸菌で野菜も元気
〜農薬を使わないで農作物の病気を防ぐ〜


所属 京都府農業資源研究センター
発表者 津田 和久
【キーワード】
微生物製剤/発酵制御/飼料/サイレージ

【内容】

 農作物は病気にかかると収量が減少し、品質が損なわれるため、農家の収益は著しく減少します。そのため、農家は農薬を散布して病気を防ぎ、収益の確保に努めています。近年、農薬を散布した農作物は消費者から敬遠される傾向にあり、農家は農薬の使用を出来るだけ控える努力をしています。しかし、品質を損なわず、安定した収量を得るためには、農薬なしでは栽培できないのが実情です。そこで、病気を防ぐ有用な微生物を探し出し、農薬の代わりにその微生物を使って病気を防ぐ研究が盛んに行われています。
―― でも、農作物の病気を防ぐ微生物って、ヒトには安全なの? 大丈夫?? ――
 私たちは、最近プロバイオティクスなどで注目を集めている乳酸菌に注目しました。ヒトに有益な微生物すなわち乳酸菌を使って、植物を病気からまもるという発想です。これまでに、ホウレンソウを栽培している圃場で発生するいちょう病や立枯病という病気を防ぐ乳酸菌を発見しました。さらに、今も、色々な農作物の病気を防ぐ乳酸菌を見つける研究を行っています。
 この乳酸菌を使った微生物農薬を一緒に開発するパートナーを募集しています!
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