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11:30〜11:45 |
アレロパシー活性の強い植物の検索と、他感物質の単離・同定
所属 | : |
(独)農業環境技術研究所 |
発表者 | : |
藤井 義晴 |
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【キーワード】
植物バイオ/生理活性物質/環境保全/有機農業
【内容】 アレロパシーは、植物から放出される天然の化学物質(他感物質)が、ほかの植物や微生物や昆虫や、動物などに、阻害・促進・あるいはなんらかの影響を及ぼす現象を意味します。
アレロパシーの作用経路は、おもに4つあり、根から出る作用、葉から出る作用、揮発性物質の作用、落ち葉や残さによる作用があります。アレロパシーは植物が身を守ったり情報伝達する手段です。
アレロパシーに関係するのは、二次代謝物質と呼ばれる、植物にのみ含まれれる天然の化学物質です。
我々の研究グループでは、このような現象を検出する手法を開発し、これを用いて2000種以上の植物を検索し、作用成分を同定・発見してきました。
最近の大きな発見は、ヘアリーベッチという農業上役立つ被覆植物の作用成分として、シアナミドを、生物界から初めて発見したことです。
このような研究は、安全な食糧生産、植物を利用した環境保全に役立つと考えています。
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特許等知的財産関連の状況 |
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研究開発の段階 |
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開発研究 |
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共同研究・共同開発・事業相手の探索 |
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