アグリビジネス創出フェア2004
2004.10.15ステージB
B-22
12:00〜12:15
農業生物資源を利用した新しい細胞培養技術と
その医薬品開発や再生医療への応用


所属 (独)農業生物資源研究所
生体機能研究グループ 動物細胞機能研究チーム
発表者 竹澤 俊明
【キーワード】
ヒトを含む動物の細胞培養/組織切片/コラーゲン/絹

【内容】

 生体内細胞の機能や形態を再現できる培養新技術の開発を目的とした研究を展開している。本発表では、動物および昆虫に由来する農業生物材料を「動物細胞の足場」となる培養基材(培養担体、培養基質と同義)に活用することで、動物細胞の機能や形態を生体内組織に酷似した状態に誘導する以下の3つの培養新技術を最近開発したので、その医薬品開発や再生医療への応用構想と共に紹介する。
1)生体組織の構造と構成成分を保持している組織切片を培養基質に利用して、異なる細胞の挙動を網羅的に解析する技術(セロミクス研究に有用な培養技術を確立)
2)熱変性蛋白質のガラス化技術を利用して作製したコラーゲンゲル薄膜を培養担体として、両面に上皮間充織モデルを再構築する技術(コラーゲンゲル薄膜は既に製品化に成功)
3)繭糸(シルク)構造物を培養基材に利用して、強度に優れた結合組織を再構築する技術
特許等知的財産関連の状況 取得済み/申請中
研究開発の段階 開発研究/事業化研究
その他アピール点 共同開発および事業相手の探索
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