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13：45〜14：00 |
植物生育イメージングシステムの開発
| 所属 | ： |
（株）日立製作所 中央研究所
ライフサイエンス研究センタ |
| 発表者 | ： |
篠村 知子 |
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【キーワード】
生育過程観察／形態計測／画像処理
【内容】
本研究は、イネなどの植物を様々な環境で育てたときの成長や形態の変化を、生きたままの状態でモニタリングすることを実現する装置開発とソフトウェア開発を主な目的として提案しました（農水省プロジェクト「イネゲノムシミュレータの開発」課題番号：SY1108）。具体的には、(1) イネを屋内栽培室で育てたときの成育を網羅的かつ定期的に画像として記録するとしてための「自動モニタリング装置」の開発、(2) 個体レベルの形状の変化の特徴を迅速に測定、記録、統計処理できる「画像処理ソフトウェア」の開発、および(3) 取得した一連のイネ成長画像の「データベースの構築」を実証しました。その結果、植物の「経時的な成長計測」が簡便化され、これまで困難だったイネの葉一枚一枚の成長速度の実測や、遺伝子変異体の成長特性の厳密な定義などを、迅速に実施できるツールが実現しました。
今後は、この技術が「植物ゲノム機能の計測」などの基礎研究や実用品種育成などの生産現場により近い分野で広く利用され、作物品種開発に大幅な加速と変革をもたらすことを希望し、実用上の様々な技術開発を推進していきたいと考えています。
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