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14:15〜14:30 |
ユニット式植物育成システム
所属 | : |
大阪府立大学大学院農学生命科学研究科 |
発表者 | : |
渋谷 俊夫 |
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【キーワード】
簡易育苗システム/バイオ実験装置/居住空間緑化
【内容】 植物バイオ実験などに用いられる植物育成装置は比較的大型で高価なものが多い.本研究では小型・軽量化されたユニットを組み合わせることによって多段の植物育成装置を構築できる安価なシステムを開発した.植物育成システムは市販のプラスチック製コンテナボックス(L: 570×W: 380×H: 320 mm)に照明装置および灌水用の給排水パイプを組み込んだもので,複数のユニットを積み上げて多段にすることができる.照明には蛍光灯を用いる.照明装置に取り付けられた換気用ファンによって植物育成空間の空気は照明装置上部の空間に送られ,照明装置上部側面の換気窓から装置外に排出される.これによって植物育成空間の気温のばらつきは±0.5℃程度の範囲に制御できる.本システムは空調室内に設置することが前提となっており空調装置は備えていない.灌水はタイマーによって自動的におこなわれ,サイホンの原理によって上段から下段へ順次培養液が供給される.開発した植物育成システムは簡易で柔軟な配置が可能であり,また比較的均一な環境条件が得られることから,植物バイオ実験,種苗生産,居住空間の緑化など多方面への応用が期待できる
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特許等知的財産関連の状況 |
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研究開発の段階 |
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開発研究 |
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