11月24日(水) 13:00 ~ 14:00

「医農連携」-医からみた農・林・水の無限の可能性-

小川 彰 氏

岩手医科大学学長
全国医学部長病院長会議顧問
【講演内容】
国民の究極の望みは「健康に長生き」することである。日本の医療はWHOやOECD、カナダからも世界一とされている。平均寿命も世界一である。医療は国民の健康と福祉に大いに貢献するが、それ以上に重要なことは、病気にならないための「予防」である。
食はいのちに直結する。食の変化による生活習慣病の急増は、世界一の健康国からの転落すら危惧される。医では厳密な科学研究の結果、新薬や手術法が開発される。一方、農林水では「…は健康に良い」等未だ経験に支えられている。「いのち」の源である「食」と「健康」を科学することによって、農林水の医学医療に対する無限の可能性が開けてくる。
【略歴】
1974年3月岩手医科大学医学部卒業
1988年5月東北大学医学部脳神経外科学講座助教授
1992年10月岩手医科大学脳神経外科学講座教授
2003年4月岩手医科大学医学部長



11月26日(金) 10:30 ~ 11:30

「課題先進国」日本の役割

小宮山 宏 氏

三菱総合研究所理事長
東京大学総長顧問
【講演内容】
「有限の地球、高齢化する社会、爆発する知識」が21世紀の重要なパラダイムである。これらに対して日本に何ができるか。日本のエネルギー消費は、家庭、オフィス、輸送の「日々のくらし」が55%、素材、自動車、家電などの「ものづくり」が45%を占める。
削減余地の大きい日々のくらしでCO2を削減しよう。そして、環境にやさしく高齢化に対応した快適なまちを全国につくっていこう。それができたとき日本は真の先進国となるのだ。
【略歴】
1988年7月東京大学工学部教授
2004年4月国立大学法人東京大学理事
2005年4月国立大学法人東京大学総長
2009年4月株式会社三菱総合研究所理事長




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